◆◆第28回大分国際車いすマラソン大会◆◆
平成20年11月8日〜9日(大分県大分市)
秋です

開会式


11月8日、開会式が開かれました。
今年も国内外から多くの選手が集いました。
北京パラリンピック・銀メダル(T53/T54クラス)の地元大分県の笹原選手の宣誓です。
天気はイマイチ


大会期間中は天気がすっきりとしませんでした。
大会当日の朝も宿泊先のホテルのカーテンを開けると雨。
これはオックウなことになったな!
会場に移動し、準備をしている内にだんだんと小雨になり、やがてほとんど止みました。
スタート


午前11時0分。大分県庁前をフルマラソンがスタート。続いて、3分後。今度はハーフマラソンがスタート.
雨の日は、路面がスリッピーになり、ブレーキングも難しくなります。
他の選手と接触しないよう、最も緊張する瞬間です。
応援


競技コースには幾つもの坂があります。
橋を渡る坂は難所の一つです。
そこで力を与えてくれるのが応援です。
やはり応援があると、手抜きは出来ません。可能な限り漕ぎ続けます。
んっ!...犬も応援なの?
取材陣


多くの取材陣が、コースのあちこちでカメラを構えます。
迫力あるシーンや感動的なシーンはこうして生まれるのですね。
上り坂では力が入ります、そしてより重度の選手の走りに感動します。
裏方の仕事も大変です。でもこれまた名シーンの演出家たちです。
T1とT2


さて、T1とT2(あるいはT51とT52)というクラスがあります。より重度の頸髄損傷者のクラスです。
このクラスの選手は上肢機能に障がいがあります。
特にT1の選手は押す力が極めて弱くなります。ハンディがより大きくなります。
坂道では途中でストップしたり、転倒する危険性もあります。そこで、レーサーの後方に一工夫!
転倒防止用の小さい車輪を取り付けて、補助するようにしています。
以前はバックしながら上る選手もいましたが、これができて随分変わりました。
最近、ハーフマラソンの5キロメートルの関門が27分になりました。実力者の多いフルマラソンは30分です。
ハーフマラソンはより重度のクラスや高齢者、初心者が多く出場します。
3分の短縮が更に大きな壁になっています。できれば30分に戻していただきたいところです。
競技場


競技場はゴールを目指す選手たちを待ち構えます。
次々と選手たちがゴールしていきます。
何のため走るのかと聞かれることもあります。
何のためだろう・・・?
復活!


フルマラソン(T53/T54クラス)優勝者はハインツ・フライ選手(スイス)。50歳になる大ベテランです。
10年位前までは、向かうところ敵無しのまさしく王者でした。
ここ数年は台頭してきた若手に押されていましたが、さすがにキングでした。
久々の復活優勝でした!
この世界では誰もが知る、超有名選手であり実力者です。
彼を師事し、参考にしている選手たちが世界中にいます。
多くの選手の目標であり、模範とされる選手です。
宮崎県の選手1



宮崎県の選手たちもゴール!。
中央の写真、有馬選手と松浦選手。
右は小坂選手。フルマラソン最年長、のはず。
宮崎県の選手2


左から津嶋選手。
そして外山實選手。
二人とも、初回から連続出場中です。
つまり28回目の出場です。
宮崎県の選手3



左から山下選手。
外山哲功選手。
小川選手。
宮崎県の選手4



左から関谷選手。
田崎選手(正面)。
高野選手(先頭)。
そんな秋でした・・・

こうして無事、終了しました。