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宮崎パラ陸上競技協会

宮崎パラ陸上競技協会(旧・宮崎県身体障害者陸上競技協会)について。
設立の経緯や現状、今後の課題などを紹介いたします。

設立までの経緯

平成18年度、九州パラ陸上競技協会の前進である「九州身体障害者陸上競技協会」が設立されます。これに合わせて各県ごとに県協会を設立できないかという提案が出ました。
それまで、県単位の団体・クラブ・サークル、あるいは個人で直接「日本身体障害者陸上競技連盟」=現:日本パラ陸上競技連盟に登録し加盟していました。
しかしながら宮崎県においては、車いすのクラブ「宮崎フェニックスクラブ」だけが団体として登録し、他の身体障がい者の登録はありませんでした。
そこでこの機会に、身体障がい者全体の競技団体を結成しようとなりました。
その結成の母体になったのが、宮崎フェニックスクラブです。
2023(令和5)年度より、日本パラ陸連の意向により県単位のブロックでも「パラ」を使用することとなり、「宮崎パラ陸上競技協会」の名称を使用することになりました。

現在の状況

現在会員については、多くは車いすの障がい者ですが、他の障がい(肢体立位、視覚、聴覚)の参加も出て参りました。
また、活動をお手伝いしていただいている協力者(賛助会員)が数名います。
実質的な活動は、車いす競技中心で行っています。会則までは作成していますが、立位障がい者を対象にした事業は今後対応を考えて行きたいと思います。
その一環として、「チャレンジ・アスリート・クラブ(以下、C.A.Cと表記します)」との連携を図っています。
C.A.Cは宮崎県内でトラックやフィールド競技を中心に活動している団体ですが、立位障がい者が多数在籍しています。知的障がい者が多いのですが、身体も受け入れており、我々宮崎フェニックスクラブからも数名在籍して、活動を続けています。
指導育成に当たるスタッフが学校関係者や陸上競技経験者が多く、立位障がい者のサポートには適していると考えています。
そのC.A.Cと連携や協力を図ることで、宮崎県における障がい者陸上競技の底辺拡大とレベルアップに貢献できると考えております。

また近年では、地域のスポーツクラブや学校の部活動等で、健常者と交わってスポーツ活動を行うケースも増えてきております。
特別な介助等の必要が無ければ(自立して行える)、指導を受け、練習を共に行って行くことも可能な場合があります。

入会後の利点など

日本パラ陸上競技連盟に加盟すると、以下の大会(トラック、フールド競技)に出場可能となります。

  • 日本パラ陸上競技選手権大会
  • ジャパンパラリンピック陸上競技大会
  • 関東パラ陸上競技選手権大会

これらの大会・競技会に参加(出場)できるようになります。
具体的な競技会出場は、明確な目標を持つことになり、大きなメリットになります。選手も指導者も、その大会を目指すという計画が持てます。

さらに、「九州パラ陸上競技協会」への入会にも繋がります。各種講習会や練習会・ワークショップへの参加資格も生まれます。
一方で、デメリットを上げるとすれば、会費とか登録費を納めなければなりません。
これは障害の有る無しに限らず、すべてに共通かもしれませんが・・・。

今後の課題

私たちも、事務レベルでの協力(身障陸連の加盟登録や陸協等からの周知連絡等)はできると考えております。
ただし、立位障害者に対する競技レベルの指導育成については、私たち車いす関係者では困難な部分があります。
この分野(立位障害)の指導が可能な人材が求められています。健常者の陸上競技経験者は、良き指導者になると思われます。他県でも、健常の指導者に多くの陸上競技経験者が存在しています。
今後、立位障害者の加入がどこまで進むのかにもよりますが、選手や指導者の加入が進めば、やがては後進への指導も進むでしょう。将来の競技指導や選手育成につながっていくと考えています。
今後は前述のC.A.Cとの連携を図りながら、発掘、育成、強化に努めていきたいと考えています。
また、「宮崎県障がい者スポーツ協会」や「宮崎県障がい者スポーツ指導者協議会」などの協力も必要となるでしょう。

加入条件について。
地方ブロックの協会加入については、現状では身体障害までが対象です。
知的、精神の障害のパラ陸連加入について。
知的、精神の障害の方は、パラ陸連内にできた新たなブロックから入会が可能になりました。
所属するクラブやサークル等から登録できます。
IPC(国際パラリンピック委員会)の流れからも、将来的には知的障害も含む幅広い層へ拡大することが予想されそうです。

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