◆◆第9回九州パラリンピック陸上競技選手権大会◆◆
平成18年3月12日(熊本県熊本市)
と、その前に

大会前日の3月11日(土)、熊本市の熊本テルサ内会議室において、「九州身体障害者陸上競技協会」設立総会が開かれました。
また、元マラソンランナー松野明美氏を講師に迎え、特別記念講演も開催されました。松野氏は例の早口でのお話。手話通訳の方もたじたじ、にぎやかな講演となりました。
その後、会則説明や質疑応答を行ない終了いたしました。
身体障害者の陸上競技が、今後も普及発展することを願います。
雨だぁ〜


最も心配していたことが現実になりました。12日未明から降りだした雨は、この日の午後まで降り続きます。競技会場の「水前寺競技場」はフィールドもトラックもびしょびしょです。開会式も、入り口にテントを張って執り行なわれました。
今回はパートナーをテーマに報告します。
競技開始!


まずは車いす競技。トラック競技のほか、フィールド競技(投てき)も行われます。
この大会では、世界大会出場の参考記録会も兼ねています。日本のトップレベルの選手も出場しています。
標準記録突破を目指して奮闘します。
あいにくの雨、厳しい戦いが続きます。
パートナー1


視覚障害、走り幅跳び(男子)の模様です。踏み切り板近くにコーラー(補助員)がいます。今スタートを切ろうという選手に、声や音で走路位置や踏み切り地点を知らせます。選手はそれを頼りに走り、踏み切り、ジャンプします。まさに競技を行う上でのパートナーです。
パートナー2


トラック競技、視覚障害の種目です。
選手と一緒にガイドが伴走します。
二人はタイミングを計りながらスタートし、走破し、ゴールを目指します。
とても難しい競技です。
ゴールをした瞬間は、どんな障害があっても同じように達成感があります。
パートナー3


それから、もうひとりパートナーを紹介しなければなりません。盲導犬です。
選手がウォームアップや競技に出場している間、そっと静かに待っています。
会場までの行き来や、現地での移動には欠かせない存在です。今日も「いい仕事をしていますねぇ」...りっぱ!えらい!
トラック&フィールド

宮崎フェニックスクラブからは矢野、松浦、小川の3名が参加。
またまた雨に見舞われましたが、みな全力を尽くしていました。あまり人気のないトラック、フィールド競技ですが、これを本気で取り組むと実力アップにつながるのかもしれません。そんな気がしました。他の障害者の競技を見たり、トップレベルの選手を間近で観察したり、いろいろと勉強になりますよ!
みんな、トラックを走ろう!!